私たちの生活において欠かせない家具職人 家具職人の仕事内容や魅力、なり方について家具職人がご紹介
家具は私たちの生活において欠かせない存在。そんな家具を作ることを生業にするのが、家具職人です。
家具製作の機械化が進み大量生産されている一方で、職人による手作り家具は機械では生み出せない多くの魅力を持っています。図面に基づいて家具を製作する家具職人は専門職であり、その技術は機械では真似できない唯一無二の技術です。
今回は家具職人の仕事内容や魅力、家具職人へのなり方などを家具屋の視点でご紹介します。家具職人になりたい・関心のある方は参考にしてみてください。
この記事のポイント! ・家具職人は、図面に沿ってゼロから家具を作り上げ、職人技が必要とされる ・経験や技術力に応じて、稼ぐことも可能 ・ゼロから家具を作り上げる達成感と、お客様からの生の声を聞けるのが家具職人の魅力 ・家具職人になるには最初からスキルは必要なく、ものづくりが好きであることが大切 |
もくじ
家具職人とは?
家具職人は、家具を製作する技術職です。主に家具製作会社や工房に勤め、日々家具を製作しています。近年は家具製作においても機械化が進んでおり、全てが機械で製作されていることも珍しくありません。
その一方で手作業が必要な工程もあれば、オーダーメイドで全て手作業で製作することもあります。お客さまが日常を共にする家具を製作する家具職人は、人々の生活に密着した職業といえます。まずは家具職人の仕事内容など、基本的情報をみていきます。
家具職人の仕事内容
家具デザイナーの設計した図面に沿って、家具を製作するのが家具職人の主な仕事です。家具職人の中には製作だけでなく、デザイナーを兼務している方もいます。そのため家具職人の仕事内容や任せられる範囲は、勤め先によってもさまざまです。
たとえばオーダーメイド家具を扱っている工房に勤務している場合は、木材の切り出しから加工、組み立てや塗装、仕上げと全工程を担当します。さらに製作作業だけでなく、クライアントとのデザイン打ち合わせや材料選定のようなデスクワークもあります。とはいえ家具職人であれば、仕事の中心は家具製作となるため、納期に合わせて製作していきます。
家具職人の一般的なスケジュール
家具職人の働き方が具体的にイメージできるよう、ここでは家具職人の一般的なスケジュール例をご紹介します。
8:00 |
出勤 |
出勤後、スケジュール確認や使用する工具の手入れ |
8:30 |
打ち合わせ |
担当作業の確認や進捗の共有 |
9:00 |
作業開始 |
スケジュールに合わせて、当日分の作業を進めていく |
10:30 |
休憩 |
午前の小休憩 作業には集中力が必要になるため、適度な休憩を挟む |
12:00 |
昼休憩 |
昼休憩をとる |
13:00 |
作業開始 |
午前の進捗を踏まえて、午後の作業を進めていく |
14:00 |
打合せ |
クライアントと新規製作家具に関する打合せ |
15:00 |
休憩 |
打合せ後、作業に入る前に休憩を挟む その後本日分の工程が終わるよう、作業を進める |
17:00 |
終礼 |
定時に一旦終礼 スケジュールに遅れがある場合は、終礼後にも作業を進める |
18:00 |
退勤 |
当日分の工程が終われば、工具などの手入れをして退勤 |
職場や環境によって異なりますが、大まかにはこのスケジュールが家具職人の1日の流れです。家具のクオリティを保ち納期に遅れないよう、業務を進めていきます。
家具職人の給料
家具職人は薄給のイメージがあるかもしれません。しかし技術や経験によって数十万円となるケースも少なくありません。
とはいえ職人は基本的に技術と経験が重要視される職種であるため、多くの場合は下積み経験が必要です。
下積みのうちは給料が上がりにくく、20万円程度となることが多いでしょう。また給料は勤務先の会社や工房のビジネスモデル、仕事量によっても大きく異なります。
家具職人の魅力
大手販売店では機械化による大量生産が進む反面、個人店が注目を集めています。なぜなら家具職人がいる個人店が提供している家具は、職人にしか作り出せない品質やデザインによる唯一無二の魅力が楽しめるからです。
また家具職人による家具は、無垢材やアイアンなど大量生産では加工が難しいこともある、こだわりの素材を扱っている点が最大の魅力。ここでは家具職人の魅力についてお伝えします。
ものづくりを楽しめる ゼロから家具を生み出す楽しさ
日本といえば、ものづくりの大国です。そんな国柄を背負って、ゼロから家具を生み出す楽しさは、家具職人特有の魅力です。またスキルや経験によっては、ゼロから全ての工程を1人で担当することもあるため、完成した時の達成感とやりがいは変えがたいものです。
独立できる 経験を積み手に職をつけられる
家具職人は、雇われるだけがキャリアではありません。家具職人のように経験がものをいう職業は、独立ができるのも魅力といえます。そのため下積みを終え、家具製作会社や工房で経験を積んだのち、独立するのもキャリアの1つです。
独立することで、より一層ご自身の理想やこだわりを追求した家具が製作できるようになります。自分の道を歩めるのは家具職人をはじめ多くの職人にとって大きな幸せです。また自分の会社や工房を大きくしていく新たな目標のなかで、仕事に打ち込めるのは大きな魅力。
自分が作った家具が人に使ってもらえる嬉しさ
家具職人の醍醐味は、自分が作った家具が誰かの手に渡り、愛用してもらえる嬉しさを感じられることです。特に1つ1つの家具を手作業で製作する家具職人の場合、お客様からお褒めの言葉や喜びの言葉など、生の声を聞きやすいのも魅力です。
また家具は製作して完成ではなく、購入者の生活に馴染んでこそ、初めて完成するともいえます。そのため購入してもらって終わりではなく、修理やメンテナンスなどで、購入者と長く付き合いが続くこともあります。そのため人の人生に関わることのできる、壮大な職業でもあるのです。
家具職人のなり方
ここでは家具職人のなり方について、3つの方法をご紹介します。家具職人には特に資格はなく、スキルや経験が求められる職種です。ご自身の年齢やキャリアビジョンを踏まえ、下記の方法を参考に、最適な方法で家具職人を目指してみてください。
家具やインテリア関係のスクール(学校)に通う
働く前に知識や技術を身につけたい場合には、家具やインテリア関係のスクールや職業訓練校に通うと良いでしょう。家具職人になるにあたり、その時点で資格や専門技術が求められることは多くありません。しかしスクールに通っていることで、採用の際に有利になるケースはあります。
家具・インテリア販売店で経験を積む
家具・インテリア販売店で経験を積み、そこから職人を目指す方も多くいます。業界経験があるほど、製作に活かせる知識や技術も身に付きます。まずは家具業界を知りたいという場合には、販売店へ就職するのも1つの方法です。
家具制作会社(工房)で働く
直接弟子入りし、現場で下積みしていきたい場合には、家具製作会社(工房)が良いでしょう。下積みとして現場経験を積むことができ、少しずつ専門的な技術が身につけられます。
弟子入りする時点では専門的な知識や技術よりも、ものづくりが好きであること、そして家具職人になりたい熱意が求められます。経験やスキルが重要視される家具職人として活躍したい場合には、この方法が最速ルートと言えるでしょう。
サダモクデザインでも家具職人を募集しています
サダモクデザインでは木工作業を行う、家具・雑貨製造スタッフを募集しています。元々DIYが好きで入社した方も、今では立派な家具職人として活躍しています。少数精鋭の中で、日々スタッフ同士がアイデアや要望をぶつけ合いながら、努力を重ねているのがサダモクデザインで働く魅力です。
最初から家具製作に必要なスキルは必要ありません。大切なのは「モノづくりが好き」で「人を敬う心」があることです。作ることが好きな方は、ぜひサダモクデザインで一緒に成長していきましょう。
サダモクデザインこだわりの家具
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SADAMOKUDESIGNは、『共に暮らす家具』をコンセプトにしたハンドメイドのオリジナル家具ブランドです。
テーブルやチェア、ソファ、キャビネット、ダイニングセット、雑貨など、素材の持つ個性を活かして、
ずっと眺めていても飽きの来ない、素朴な作品を製作しております。
長く使うほど味が出る、当店の家具をぜひお楽しみ下さい。
屋号 | SADAMOKU DESIGN |
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住所 |
〒650-0046 兵庫県神戸市中央区港島中町6-2-1神戸パークシティ B棟1番 |
営業時間 |
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代表者名 | 畑山 義昭 (ハタヤマ ヨシアキ) |
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