岡山デニムとは?世界が認める職人技と徹底した品質管理の高品質国産デニム
デニムはファッションにおける代表的なアイテムであり素材の1つ。
ファッションだけでなく家具やインテリアにおいても人気の素材です。
またデニム独特の質感や色合いは、カジュアルでおしゃれなカリフォルニアスタイルや西海岸スタイルのインテリアを演出するためには欠かせません。
さらにデニムはカリフォルニアスタイルや西海岸スタイル以外のさまざまなインテリア空間にもマッチするため、お部屋に1つ取り入れるだけでも、明るく開放的な雰囲気を演出してくれます。
本記事ではデニムの中でも世界的にも高い評価を受けている日本の誇る「岡山デニム」にフォーカスをあてて、特徴や魅力についてお伝えします。
家具やインテリアにデニムを取り入れてみたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事のポイント! ・高品質な岡山デニムをはじめとする国産デニムは、世界的にも注目を集めている ・岡山デニムは熟練の職人技と徹底した商品管理により作り上げられたデニム ・岡山デニムはファッション以外にも取り入れられている ・岡山デニムの代表的な利用方法としてソファをはじめ家具やインテリアにも ・岡山デニムは丈夫で綺麗な経年変化が楽しめるため、長い間使い続けられる |
もくじ
岡山デニムとは?世界が認める品質
デニム好きならご存知の方も多い、日本を代表するデニムが「岡山デニム」。
岡山県はデニムの名産地であり、岡山で作られたデニムのことを岡山デニムといいます。
デニムといえばアメリカをはじめ海外をイメージされる方が多いかもしれませんが、実は岡山県をはじめとした国産デニムも有名です。
また国産デニムは岡山県と並んで広島県福山市も有名です。
岡山デニムの歴史
岡山県は元々、繊維産業が盛んな地域でした。
そして戦後の輸入中古ジーンズの人気により、1960年頃から岡山県の児島・井原でジーンズの生産が開始。
その5年後には本場アメリカのデニム生地を使用した、本格的なジーンズ生産が始まったのです。
その後は輸入だけでなく、国内でもデニム生地が作られるようになりました。
古くから培ってきた岡山の繊維技術によって作られるデニム生地は高い品質を認められ、多くの海外高級ブランドも仕入れるようになっていきました。
これにより岡山は国内だけでなく、国際的にもデニム・ジーンズの聖地として名を馳せるようになりました。
(岡山)デニムが作られるまでの過程
今やデニムはファッションアイテムとして、身につけたことがない方はいないといっても過言ではないほどに浸透しています。
しかしデニムができるまでの過程を、ご存知ない方も多いのではないでしょうか。
デニムが作られるまでの過程を知ることで、よりデニムに対する愛着が湧きます。
ここではデニムが作られるまでの過程もご紹介していきます。
①綿花
デニムの原料は綿花です。白い綿から鮮やかな青色のデニムができあがると、想像しにくい方も多いかもしれません。
また日本では綿花の栽培はほとんどされていないため、基本的に原料は海外から輸入しているケースが多いです。
そのためデニムに使用される綿花のほとんどは、アメリカ・ブラジル・オーストラリア産となっています。
デニム作りは原料である綿花を仕入れるところから始まります。
②紡績
綿花を糸状にする工程が紡績です。
まずは綿花をほぐしてシート状にし、その後繊維を揃えて紐状に成形。
そして繊維を均一にすることで、1本の糸が完成します。
その後の工程では太く粗い糸を作り、その粗糸をさらに引き伸ばしながら撚りをかけてボビンに捲き上げます。
これにより糸が円筒状や円錐状となり、布を織るための糸となります。
③染色
布を織るための糸を、デニムの色に染色します。
ロープ状にまとめた色を連続して染める「ロープ染色」が、主流の染色方法です。
現在日本では5社の染色機が稼働していますが、仕上がりや色合いの特徴は、それぞれの染色機によって異なります。
④織布
染色した糸を使って、デニム生地を織る工程です。
織機は主に2つ「有杼(ゆうひ)織機」と「無杼織機」に分かれます。
有杼織機は織るスピードは遅いですが、その分立体感のあるデニムができあがります。
一方無杼織機は有杼織機のスピードを改善したもので、無杼織機により織布の効率化が実現しました。
⑤裁断
できあがった生地をデニムの形に仕上げる工程が裁断です。
必要なパーツの型紙を作り、それに沿って生地を裁断していきます。
⑥縫製
裁断されたパーツを元に、デニムを縫製していきます。
1本のデニムを仕上げるだけでも、およそ45工程に及ぶ作業となります。
⑦加工
専用の型にデニムを1本1本通して加工することで、デニムに味わい深い色味が表れます。
今では加工するのが一般的ですが、生のデニムであるリジットの場合は加工せずに出荷されます。
岡山デニムの特徴
国際的にも人気を誇る岡山デニムですが、人気の理由は一体なんなのでしょうか。
ここでは岡山デニムの特徴をご紹介します。
熟練の職人技と優れた素材で高品質のデニムへ
古くから繊維産業が盛んであった岡山県は、その高い技術力と品質の高さに定評がありました。
そしてデニム生産においても、その技術力と完成度の高さを発揮。
各工程に熟練の職人がいるため、丁寧な染色と紡績・縫製、サイジングと、どこをとっても完成度が高い仕上がりとなります。
現在多くのアパレルメーカーでは機械化が進み、消費者側もデニムを買っては捨てての繰り返しという方も少なくないでしょう。
しかし岡山デニムは機械ではなし得ない熟練の職人技により、高品質かつ長い間使い続けられるデニムを生み出しています。
日本特有の徹底した品質管理
本場アメリカのデニムは根強い人気がありますが、メーカーによってサイズ感、生地感など品質にムラがある傾向があります。
そのムラがアメリカデニムの味でもある一方で、デニムを使用した商品化には不向きな面もあります。
例えば家具やインテリアをネット通販で購入することの多い現代において、デニムごとに個体差があることで、ネット通販でデニム関連商品の購入を敬遠する方もいるでしょう。
岡山デニムは全ての工程を一括で請け負っているからこそ、ムラのない高品質なデニムを作り上げます。
素材作りから染色、加工と一切の工程を妥協せずに、徹底した品質管理のもと、ハイクオリティなデニムを完成させています。
岡山デニムの魅力
日本特有の高い技術と徹底した品質管理によって生み出される岡山デニム。
その特徴による、岡山デニムの魅力をお伝えしていきます。
職人技により綺麗な経年変化を楽しめる
熟練の職人技により丁寧に作られている岡山デニムは、経年変化により綺麗な色落ちが楽しめます。
デニムは経年変化が魅力である一方、機械で簡易的に作られたデニムでは綺麗な経年変化はみられません。
綺麗に色落ちしないことやヘタリが速いことから、使い古したらすぐにデニム を捨ててしまう方も多いでしょう。
しかし岡山デニム特有の綺麗な経年変化は、色落ちが美しく、味わい深いデニムへと生まれ変わります。
そのため長く使い続けられる岡山デニムはエコにも繋がります。
徹底した品質管理で幅広い商品に
岡山デニムは徹底した管理で、高品質なデニムを製造しています。
一般的なデニムパンツ以外にも帽子やスーツ、バッグ、さらにソファや椅子などの家具インテリアにも岡山デニムが使用されています。
これだけ幅広い商品に岡山デニムが使用されているのは、徹底した品質管理によるクオリティの担保があるからこそです。
デニムを使った商品の購入を検討している方は、使用されているデニム記事が岡山デニムかどうかで判断するのも1つの方法です。
サダモクデザインで扱う岡山デニムのこだわりについて
サダモクデザインでは、岡山県倉敷市の児島地区で作られた本物の岡山デニムを用いた家具・インテリアをご提供しています。
また岡山デニムの中でも特に人気の高い「桃太郎ジーンズ」を生産している「ジャパンブルー」のデニムを使用。
そのため鮮やかな青色をした美しいビジュアルだけでなく、綺麗な経年変化が楽しみながら長く使い続けられます。
サダモクデザインで扱う岡山デニムの家具
サダモクデザインでは、岡山デニムを取り入れたソファを豊富に取り揃えています。
岡山デニムはもちろん、フレームには無垢材やアイアンなどの自然素材を取り入れた、こだわりたっぷりのソファを作り上げています。
デニムの色はお部屋の雰囲気に合わせて、豊富なカラーが選べる点も嬉しいポイントです。
さらに「大きすぎないサイズ感」「丈夫さ」「普遍的なデザイン」「機能美」を兼ね備えているため、どんな空間にもマッチするソファをご用意しています。
無垢材のハンドメイド家具と雑貨|SADAMOKU DESIGN/サダモクデザイン
SADAMOKUDESIGNは、『共に暮らす家具』をコンセプトにしたハンドメイドのオリジナル家具ブランドです。
テーブルやチェア、ソファ、キャビネット、ダイニングセット、雑貨など、素材の持つ個性を活かして、
ずっと眺めていても飽きの来ない、素朴な作品を製作しております。
長く使うほど味が出る、当店の家具をぜひお楽しみ下さい。
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