【店舗施工 実例】flowerbox 神戸国際会館店 プランニング施工
もくじ
flowerbox(フラワーボックス)さんのプランニング施工
今回は、神戸市中央区の三宮駅前にあるランドマーク的存在の神戸国際会館。
その1階南側にあるお花屋さんのプランニングと施工のご紹介です。
神戸国際会館のオープン当時から20年以上にわたり営業を続けているお花屋さん、flowerbox(フラワーボックス)さんの改装工事をご依頼いただきました。
ここ神戸国際会館は、神戸っ子なら誰もが知っている有名スポットで、1Fから地下2Fまでの商業施設SOLと、大物アーティストさんや芸人さんなどがライブなどもおこなうコンサートホールとしても有名です。
そんな有名スポットの、しかも1階の南側路面にある店舗のプランニングと施工をお任せいただけるという事もあり、ワクワクが止まらない案件となりました!!
神戸国際会館は官民一体の第三セクターの施設です。
行政が管理する第三セクターの建物内を改装工事という事で、工事を行う際の制約が多くあります。
そんな制約の中で、何処までスタイリッシュでお洒落なお店をプランニングできるのか施工業者の手腕が問われます。
この記事を読んでくれている人の中には、大型の商業施設などに店舗をお持ちの方や、これからご自身で何か店舗を持つ方もおられるのではないでしょうか?
そんな方は無駄に工事費用が掛かりすぎたり、カッコ悪いお店にならないように、施工業者さんと建築指針をしっかりと読んでお話を進めていく事をお勧めします。
業者さんによっては指針で禁止されているなどの理由で、希望が叶えられず安っぽい仕上がりの内装になるなんてことも良くあるお話なのです。
今回の記事ではフラワーボックスさんの工事を紹介しつつ、
「今からお店の新装工事や改装工事をお考え中の方」が失敗や後悔をしないために、店舗のプランニング施工を進めていく際の確認事項や注意点を工程ごとにお伝えしていきたいと思います。
プランニング施工の流れ
※上の画像は改装直前のフラワーボックスさんの営業中写真です。
今回のプランニング施工のポイント!
・神戸国際会館は官民一体の第三セクターの施設 ・物件や入店施設の情報収集が重要
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プランニング施工は現場を知る事
今回、プランニング施工を行うフラワーボックスさんは、開店から20年の間一度も改装をしていないとの事でした。
長い年月にわたり、改装などで手を入れていないとなると水回りなどの配管設備をはじめ、既存の壁や天井裏側の電気配線などチェックしておきたい場所が多くなります。
フラワーボックスさんの場合、事前調査で床のタイル下に埋め込まれている排水管が詰まっていることが確認できました。
ここは高圧洗浄で綺麗に通管させる予定で進めていきます。
築年数の古い物件に入店する場合や、開店してから10年以上経過している店舗をお持ちの方、または居抜き物件で出店される方などは特にご注意ください。
配管の詰まりや水漏れ、漏電などのトラブルに開店後襲われるリスクが高くなります。
出来る事であれば開店後、数年に一度位はプロの方や施設の設備担当の方に配管や電気配線の点検を行ってもらうのが良いと思います。
商業施設などの場合、商業施設側が管理する設備部分と入店者側が管理しなければいけない設備部分が明確に分かれています。
入店者側は、その設備箇所の把握をしておく事でプランニングの進行がスムーズになると思います。
つまり、何処までが商業施設の管轄で現状復旧箇所なのか、何処まで改装を進めて良いのかの線引きを把握する事が重要なのです。
今回のはたやんは、その全ての把握からスタートでした(笑)
情報収集とプランニング
プランニングを進める上でのポイント!
・ファサード(入口周り)のデザインや雰囲気で集客数や売り上げが変わる
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問題個所を洗い出したら改善方法を模索検討して、いよいよプランニングの開始です。
プランニングは基本的に平面図からおこしていきます。
お客様と綿密な打ち合わせを繰り返しながら、時には何度もレイアウトを作り直してレイアウトやサイズを決定していきます。
この過程で、立面図を仕上げていくのです。
立面図は外部のファサードをはじめ、内部を縦横数カット製作していきます。
特にお店の入口周り(ファサード)は、店舗のプランニングにとって一番重要な店の顔をデザインする事になるので慎重に進めます。
何故ならファサード部のデザインやプランニングは、お店の売り上げに大きくかかわる事になるからです。
なんのお店なのか?どんなセンスのお店なの?や、入店しやすさや、解放感、店員さんの姿、外から店内が見渡せるかなど、来店されるお客様は様々な情報を看板だけでなくファサードから目視して得ようとするためです。
サダモクデザインで改装したお客様の店舗では、ファサードも含めて改装したら売り上げが前年の150%~180%も変わったとの報告も受けています。
お店の入り口周り(ファサード)のデザインがいかに重要であるかがお判りいただけたのではないでしょうか?
これからお店の出店をお考えの方や、ご自身の店舗で売り上げをあげたいとお考えの方は、店舗の入り口付近のデザインを重視してみてはいかがでしょうか?
また、プランニングや施工を業者にお願いするときなどは、ファサードのデザイン性を大切に考える業者を選ぶようにするのも良いと思います。
ファサードのプランニングや立面図が出来上がったら、あとは施工を進めていくだけとなります。
ここまでプランニングが決まったら次は見積書の製作となります。
はたやんの実感ですが、プランニングを始める最初の段階で施工費用の設定金額を提示しておくと、気持ちの良い取引が出来ると思います。
プランニングと見積り製作後に金額の変更を行う場合、プランニングの変更が必要となる場合もあるためです。
お店の業種や売り場面積、店舗の平均売り上げ額により、内外装費用の平均坪単価と言うものがありますので、施工費用を決める際の指標にする事をお勧めします。因みに、今回のお花屋さんの場合は平均坪単価3万~3.5万位が相場のようです。
業者によっては低い見積金額を提示しておいて、工事を始めてからあれこれと追加金額の見積りを出してくる所もあるようですので、予め評判や口コミなどをチェックしておくことも重要だと思います。
金額で双方の合意を得たら、いよいよ契約を交わして施工の準備となります。
什器の製作がある程度進んできた段階で、いよいよ施工がスタートしていきます。
解体工事
※工事の直前に空っぽにしていただいただいた店内の様子。
解体工事のポイント!
・通行人の多い場所では夜間工事がおすすめ ・解体資材の運搬は危険 ・ホコリや騒音の対策が必要
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プランニングの段階で不要となる古い壁や、備え付けの什器を撤去していきます。
この解体の段階で、既存の照明器具は全て撤去しています。
神戸国際会館の立地は、商業施設やビジネスビルが密集する繁華街のど真ん中で、昼夜問わず人が行き交う場所となります。
多くの人が行き交う中で、大きな騒音やホコリを発生させる事はとても迷惑な行為で、開店後のイメージも悪くなってしまう可能性もあります。
また、解体した廃材の運搬作業は危険を伴ったり、通行人に迷惑をかけるので、繁華街や人の多い場所での作業は通常夜間に作業となります。
繁華街など人の往来が多い地域で店舗を工事する際は、第三者の迷惑にならないように気を付けてください。
解体作業が進み、目視出来なかった壁の内側の状態がようやく把握することが出来ました。
今回、壁の裏側に隠れている配線や配管に問題が見受けられなかったので、一安心です。
解体作業は深夜までかかり、ようやく既存の什器等が無くなり広いスペースが確保できるようになりました。
さあ、準備が整いました。
ここから一気に新しい店舗へと生まれ変わっていくのです!!
軽天工事 壁の下地(骨組み)
軽天工事のポイント!
・配線や給排水管を移動させやすい ・什器や器具の設置個所に補強下地 ・自由度の高いプランニングが可能
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今回の工事では既存の古い壁の上に、新たに軽天材(軽量鉄骨天井下地)で新しい骨組みを作っていきます。
物件の状況やスペースや予算に応じて完全にスケルトンにしてから施工する方が良い場合もあるので、施工業者と一緒に確認しておきましょう。
フラワーボックスさんのテナントの場合、給水管が露出配管となっており、壁を新たに作る事でむき出しの配管を隠すことにしました。
これにより、給水管を好きな場所に移動できるので、自由度の高いプランニングが可能となりました。
什器を設置する壁の内側には予め下地になる構造用合板を入れておきます。
何故、下地を入れておくかと言うと、壁や天井が仕上がった後に、什器等を取り付ける為です。
重量がある無垢材の什器をしっかりと固定する事で、地震などによる什器の転倒を防ぎ、安全の確保と命を守ることが出来るのです。
最初にプランニングをしっかりと作り上げる事により、何処にどんな什器や器具が取り付けられるのかが明確になり、下地が必要な場所が予めわかるため、施工もスムーズに行うことができるのです。
サダモクデザインがプランニングに時間をかける理由は、施工をスムーズに工程通りに進める為でもあります。
特に、店舗の工事は開店日が決まっている事が多いので、現場で問題が発生しないように工程通りに施工を進める事が重要となります。
壁貼り・天井補修
プラスターボード貼りのポイント!
・既存天井を補修して再利用 ・スプリンクラーに注意 ・既存個所の再利用でコストカット
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全ての下地が入ったら、プラスターボードと呼ばれる石膏ボードを貼っていきます。
この段階で元々の照明器具の穴も同時に塞いでいきます。
全ての壁と天井にプラスターボードを貼り終えたら電気屋さんの登場です。
電気屋さんは、プランニング図面を元に新しいダウンライト照明やハイダクトレール(ショップライン)の穴を開けて配線を仕込んでいきます。
今回は元々の天井をそのまま生かすことで、施工コストと工期を大幅に削減することが出来ました。
と言うのも、商業施設などでは消防設備のスプリンクラーが天井に埋め込まれているのですが、天井を剥がすとスプリンクラーの工事や消防に届け出などのコストがさらに増えてくることがあります。
今回は既存の天井を上手く活用し、補修にとどめる事で工期の短縮と施工コストを同時に抑える事が出来たというわけです。
クロス工事 壁紙を貼る
クロス工事のポイント!
・商業施設では耐火・防炎仕様のクロスを選択 ・消防検査は工事完了後 ・仕様が違うと全部張替えの可能性も
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電気配線の仕込みが終わったら次はクロス(壁紙)の施工です。
クロスは神戸国際会館の指針で定められている防炎クロスから選択していきます。
ここを見落としてしまうと、あとで全面張替えとなるのでご注意ください…
消防検査は什器などが全て設置された後になるので、オープンが近くなってからなのです!!
最悪、オープンに間に合わないなんてことにもなりかねませんので店舗を新装や改装をする際には、迷わず耐火・防炎仕様のモノを選んでおきましょう。
飲食店などの場合は、特に耐火・防炎仕様のクロス(壁紙)を選択しておきましょう。
しかし、クロスを貼ってしまうとほとんど完成したように見えるから不思議ですよね。
塗装工事
塗装工事のポイント!
・油性塗料は通行人の迷惑 ・薄いグリーンカラーでアクセント ・使う色や艶感で商品を引き立てる
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クロス工事が終了したら、塗装工事に突入します。
今回のプランニングでは、名古屋モザイクタイルを張っていた既存の壁を数か所再利用することになっていました。
その既存壁のタイルを塗り替える作業と、サダモクデザインで設置したパーティションの塗装をおこないます。
油性塗料を使用すると、シンナーの臭いが酷くなり、日中の作業は通行人の迷惑になってしまいます。
そこで、日中も作業を進める方法として、水性のエマルジョンペイント(EP)という比較的低臭素材の塗料を使うことにしました。
中央に見える壁面のみ薄いグリーン色をアクセントに追加してみました。
この壁面前は、お花やグリーン系の鉢物を販売するスペースになると事前にお聞きしていたので、あえて色合いの違う薄いグリーン色を使ってみました。
これ、同系色だと手前の植物が目立たないと思われる方もいると思いますが、意外なほど奥行き感が出て手前の植物たちが引き立って見えるので不思議です。
実際に、この壁面のお花やグリーンの売れ行きも好調との事で、比較的高価な胡蝶蘭が良く売れるとの事でした。
その他既存壁面やパーティションは50%艶消しのホワイトで仕上げていきます。
50%光沢を押さえる事で、お花やグリーンの艶感を際立たせる効果が期待できます。
実際に、陳列された植物が際立って見えていたので、色合いによる視覚効果は成功したと思います。
物販店などの場合は、色合いや艶感で販売商品の特性を活かすことができるので、プランニング時の参考にしてみてください。
ダイノックシート・LEDサイン看板・ロゴ製作
ダイノック施工・LEDサイン看板・ロゴ製作のポイント!
・ダイノックシートは現状復旧に有効 ・ロゴのデザインを一新 ・店舗のロゴや看板には歴史や思いがいっぱい ・古いデザインのロゴや看板を活かすアイデア
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そして、クロスや塗装工事を行っている間に、外部のダイノック工事がすすんでおりました。
ダイノックシートという商品名の紫外線や熱に丈夫なカッティングシートを外部のサッシュ周りに施工していきます。
入口の自動ドアをはじめ、外部サッシュや外壁は神戸国際会館の所有物ですので、現状復旧で返却しなければなりません。
ですので、退店するときが来たら剥がすことができるダイノックシートでイメージを一新することにしました。
今回はウッド柄の艶消しブラックを採用してイメージを一新してみました。
その合間にLED照明付きのサイン看板を設置しておきました。
LEDの照明配線がいっぱいで、配線を隠すのにいつも苦労させられます。
今回のサイン看板のロゴですが、この神戸国際会館店のリニューアルに伴い一新することとなりました。
ありがたいことにロゴの製作を含めて、サイン看板の製作もサダモクデザインで担当させていただいたのです。
新しくデザインさせていただいたのが上のロゴです。
この先20年間は色あせる事のないデザインに生まれ変わったと自負しております…言い過ぎ?笑
ロゴが変わるだけで店舗のイメージも大きく変わり、時には客層が変わることもあります。
しかし、店舗のロゴや看板には歴史や思いがいっぱい詰まっているのではないでしょうか?
そんな時は無理にロゴや看板を変える必要はなく、その店名やロゴに込めた思いや歴史を大切にしてほしいと思います。
店舗のデザインやファサードのデザイン次第では、古いイメージのロゴであっても活かすことが出来る場合もあります。
そんな時は、プランニングの段階で業者に相談してみるといいアイデアが出てくるかもしれません。
タイル工事
タイル工事のポイント!
・お花屋さんは水が床に落ちる ・素材によっては水に濡れると滑りやすいので危険 ・ブルーのテラコッタタイルで水面をイメージ ・施工の翌日は踏めない
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サイン看板の設置や、外部のダイノックシートの施工が終わったら床のタイル工事に入ります。
今回のプランニング施工で重要なポイントのひとつが床のタイルです。
お花屋さんなので、水が落ちて床を濡らすことがあります。
床に使用する素材や仕上げによっては、水に濡れると滑りやすいのも多く、お客様やスタッフさんの足が疲れたり、ひどい場合転倒事故にもつながります。
フラワーボックス 神戸国際会館店は、20年の歴史を持つ店舗という事もあり、高齢者のお客様も多いとの事でした。
高齢者のお客様には、特に足元の安全対策や注意が必要だと思います。
自身のお店に来店する客層などを把握し、快適に安心して店内に入っていただく事が出来るかを考える事も、プランニングをする上で重要な要素となりますので参考にしてみてください。
床の素材を色々と考えた結果、色鮮やかなブルーのテラコッタタイルを採用して滑りにくい床に仕上げました。
奇抜とも思えるブルー色を選択した理由は、水面をイメージし瑞々しいイメージを作ろうと思ったからなのです。
結果、お花やグリーンの色どりで囲まれるとブルータイルの色合いが効果を発揮してくれました。
タイルを床に施工すると、翌日は踏むことが出来ないので、乾燥させるために施工翌日の工事はお休みとなります。
什器搬入・取り付け工事
什器搬入・取り付けのポイント!
・プランニング通りに設置 ・補強金具で壁面から固定して転倒防止 ・パーティションは消防検査基準を守る高さで ・消防検査基準は消防の管轄地域によって変わる
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タイルが乾燥したら、サダモクデザインの本領発揮できるターンでもある固定什器の搬入・取り付け作業です。
プランニングで決めたサイズや位置通りに什器を配置して固定していきます。
カウンター奥に設置する大型の壁面什器を固定し、次に中央のワークカウンターを設置、モルタルで仕上げた壁面にはサダモクデザインでも人気商品のアイアンと無垢材のウォールシェルフを取り付けます。
オリジナル店舗什器のアイアンと無垢材のラックを設置し、補強金具で壁面から固定も忘れてはいけません。
什器が転倒して、お客様に被害が及ばないようにリスクは出来る限り回収しておくことが重要です。
パーティション裏には洗い場があり、シンクや収納棚をお客様から見えにくいように設置しています。
この段階で、最初の現場調査時に発見していた排水管の詰まりを、高圧洗浄機を通して開通させておきます。
このパーティションは消防検査基準に引っかかることが無いように、天井から600ミリ開口を開けて設置しています。
これは、スプリンクラーの作動時に満遍なく消化液を散布できるようにする為です。
神戸市の消防検査基準では天井から600ミリの開口が必要となっていますが、これは各地方によって基準が変わるので、お住まいの地域の消防署などにお問い合わせください。
プランニングを進めるうえで、消防検査基準は大きな難関となりますので最低限の制限事項は押さえておくとよいでしょう。
照明器具取付
照明器具取付のポイント!
・スプリンクラーから30センチ以上離す ・スポットは商品が美しく見えるように調整 ・初期導入費用よりランニングコストを重視 ・LED照明は節電効果が高く空調代の節約にも貢献
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什器の設置がひと段落したら次は照明器具を取り付けていきます。
照明器具の設置個所もスプリンクラーから30センチ以上離して設置しなければいけないなどの基準がありますので注意が必要です。
ダウンライトを埋め込み、ダクトレールを設置し、ペンダントライトを吊るしていきます。
ダクトレールにはスポットライトを設置していき、各商品が美しく映える位置を探していきます。
照明に使う電球の色は、お花やグリーンが元気に見えるように昼光色のLEDを採用しています。
照明器具を決める際の注意点は、照明器具の価格よりもランニングコストを重視しておいた方がよいでしょう。
LED電球と通常の電球では寿命も大きく変わってきますので長い目で見たとき、LEDにしておいて正解だと思います。
更に、LED照明は発熱量も少なく、室内の温度も大きく変わってくるので、夏場の空調代の節約にも繋がります。
エコロジーの観点から見ても、今後照明器具や電球などを検討するときは、LED照明がおすすめだと思います。
プランニング施工 完成~オープン
プランニング施工完了時のポイント!
・商品の陳列を終えてようやく完工 ・ワゴン什器はスタッフ1人分の労働効果 ・開店準備時間が大幅短縮 ・プランニング施工後から売上げアップ
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照明器具の取り付けとスポットライトの調整が終われば、商品を陳列して、いよいよオープンが近づいてきました。
店内には多くのお花やグリーンの鉢物が綺麗に並べられ、フラワーキーパーには大量の切り花が飾られていきます。
空間を上手に使いながら、植物のほかにも所狭しと雑貨類が陳列されていきます。
完成した店舗に本物の植物がプラスされることにより、プランニング図面では表現が出来ない本物のクオリティや色合いに驚かされました。
商品が陳列されることで、本当の意味での完成を実感できました。
今回は最後の仕上げに、ワゴン什器を4台ファサード周りに設置しました。
このワゴン什器に鉢物やイベント商品を飾り付ければ、通行人も足を止めてくれるお洒落な外部売り場へと早変わりするのです。
店内の売り場面積が少ない分、外部を活用することで大きな売り場を確保できるという事です。
ワゴン什器の設置により、以前は30分前後かかっていた開店準備が、10分に短縮することが出来ました。
しかも、無人でも通行人の足を止めてくれる外部什器の設置は、スタッフが一人店外に居るのと同じくらいの効果を発揮してくれるのです。
リニューアル改装以降、スタッフさんたちのモチベーションが大きく上がり、前年売り上げを毎年更新する事ができる店舗へと変化したそうです。
次の20年後はいったいどんな店舗に成長しているのでしょうか?
今回は、将来がとても楽しみなフラワーボックス 神戸国際会館店のリニューアル工事とプランニング施工の注意点を交えてご紹介いたしました。
今回ご紹介の店舗情報
flowerbox フラワーボックス 神戸国際会館店
〒651-0087
兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6
TEL:078-231-2868
営業時間:平日10:00~19:00
Instagram:@flowerbox_kokusaiten
URL:http://www.flora-sinko.co.jp/
店舗のプランニングから施工までご相談下さい!
サダモクデザインでは、神戸市内を中心に店舗の改装工事や住宅リフォーム、リノベーションなどのプランニング施工もおこなっています。
そんな建築工事の中でも特に得意なのが、カフェや居酒屋などの飲食店、フラワーショップやアパレルショップなどの物販店をはじめとした店舗の新装工事や改装工事です。
無垢材の家具が主要業務のサダモクデザインならではの、無垢材やアイアンなどを効果的に取り入れ、本物の素材を生かしたお店作りを提案しております。
素朴だけれどスタイリッシュに仕上げる事や、無駄と思える装飾や施工は基本的に行わないのがサダモクデザイン流の店舗プランニングです。
これにより、施工にかかるコストや経費を大幅にコストカットすることができるだけでなく、お洒落でスタイリッシュなプランニングなのに、驚くほど低価格で施工が出来る事でも喜ばれています。
神戸市近郊でお店を出店計画中の方や、店舗の改装をお考え中の方はお気軽にご相談してみてください。
きっと、サダモクデザインがあなたのお役に立てると思います。
最後に
ここまで一通り、プランニング施工を行う際の注意事項を交えながらフラワーボックス 神戸国際会館店の施工をご紹介してきました。
プランニング施工とは、上記では説明しきれないほど多くの情報をプランニング図面に反映させていきます。
お客様の導線はもちろん、スタッフさんとお客様の交差導線や、作業効率、個人情報保護など様々な要素を考慮してプランニングに描いていくのです。
見た目だけなんかいい雰囲気の店舗デザインでは、継続的な集客が難しい時代です。
不景気な時でも安定した集客を見込めるお店作りを微力ながらお手伝いしたい想いで今回の記事を書かせていただきました。
少しでもあなたのお役に立てたなら嬉しい限りです。
無垢材のハンドメイド家具と雑貨|SADAMOKU DESIGN/サダモクデザイン
SADAMOKUDESIGNは、『共に暮らす家具』をコンセプトにしたハンドメイドのオリジナル家具ブランドです。
テーブルやチェア、ソファ、キャビネット、ダイニングセット、雑貨など、素材の持つ個性を活かして、
ずっと眺めていても飽きの来ない、素朴な作品を製作しております。
長く使うほど味が出る、当店の家具をぜひお楽しみ下さい。
屋号 | SADAMOKU DESIGN |
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住所 |
〒650-0046 兵庫県神戸市中央区港島中町6-2-1神戸パークシティ B棟1番 |
営業時間 |
9:00~18:00 定休日:土・日・祝 |
代表者名 | 畑山 義昭 (ハタヤマ ヨシアキ) |
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